ドライクリーニングの本当の意味

どうも。ドライクリーニングって何なのかをもっと知って頂きたいな~~~って思っている米井です。

 

 

 

 

「皆さん、ドライクリーニングってどう思われますか?」

 

 

 

 

 

実際、なんのことなのかあまり良く分からんですよね。

 

 

 

私自身はクリーニング屋の子供として育ちましたからなんとなくは分かってました。でもその頃に分かってたことと言えば、「水」とは全く違うもので洗っているということくらい…。

 

 

 

ただ、実際仕事をするまではそれ以外のことは全く分かりませんでした。

 

 

 

このクリーニングの仕事を始めて、ようやく本当の意味でドライクリーニングを理解することが出来ましたが、基本的には私が子供の頃に理解していたことが正しくて、「水」と違う「溶液・溶剤」で洗ってることがドライクリーニングです。

 

何故水と違うものを使うのかというと、

 

 

 

・水を使う時より繊維を傷めないで洗うため

 

・強引にではなく、科学的に汚れを落としていくため

 

でして(もっと多くの利点がありますが)、

 

19世紀中頃にフランスの人が発見し、それが実用化されてきたというわけです。

 

 

 

19世紀中頃からですから、歴史としては相当古いですよね。

 

それだけ普及して今も続いているのは、それだけドライクリーニングに利点があるからなんですね。

 

 

ドライクリーニングって? | 東京都クリーニング生活衛生同業組合 Web

 

 

まとめると、

 

 

 

ドライクリーニングというのは、

水洗いとは違う「ドライ溶剤」ってもので洗っていることを差しています。

 

 

 

なので、

 

『お家でドライクリーニングが出来る洗剤』

 

『洗濯機のドライ洗いコース』

 

 

 

これらは結局、水を使いますので残念ながらドライクリーニングとは全く違います 😥 

 

 

 

 

 

アパレル屋さんが服に付けている洗い方を記したラベル、つまり「ケアラベル」の記号(洗濯の仕方を絵にしてる表示)の中にあるドライクリーニングの記号も、この意味を基につけられています。

 

なので、ファッション関係者は当たり前のように理解しているように思いますよね…。でも、それは残念ながら理解度は乏しく…ドライクリーニングの意味を知らない人も多く存在するのが現状です。

もちろん、とても勉強されている方も多くいらっしゃいますので、我々ももっとドライクリーニングの意味を知ってもらう機会を多く作らないといけないと思います。

 

 

 

そんな中、とあるファッション情報サイトでこのような記事を見つけました。

 

 

 

 

たった10分でドライクリーニングをかけてくれる鏡付きクローゼット登場

 

 

 

ちょうどIndiegogoという海外のクラウドファンディングで資金調達をしている機器らしいのですが、、、、。

 

「ドライクリーニングをかけてくれる」

 

って意味がそもそも意味不明ですやん 😯 !

 

 

 

 

ボタンを押すと、中でスチームが噴出し、衣服の汚れを落としてくれるという仕組みだ。ハンガーにかけている状態で洗濯が行われるため、シワがつくこともなく、仕上がりもバッチリだ。

 

 

ほう!そんな画期的なことが出来るのか!

 

にしても、、、

 

汚れはどこに落ちるんだろう(笑)

 

 

 

 

専用のポッドには、それぞれ香りが含まれており、仕上がった衣服に自然な香りをつけることも可能。このポッドがいわゆる「洗剤」のような役割を果たしてくれるわけだ。

 

 

なるほど、スチームを当てただけでは汚れも落ちないし蓄積して臭くなるだろうから、四方八方から香りで臭いの封じ込め戦法!って訳だな(笑)。

 

 

 

 

このTersa Steamは、現在Indiegogoにて299ドル(約3万3220円)で出資することができるが、残念ながら日本への発送には対応していない。しかし、こういったプロダクトが今後海外で普及していけば、日本でも手に入れられる日がやってくるかもしれない。

ぜひ、その時を期待しよう!

 

 

うむ。こんな消費者を小馬鹿にした商法を期待するなんて頭がどうかしていると思う。そもそもこのライターさんはファッション関係者でもなく、テクノロジーを紹介するライターさん。なので何にも分かっていないのは当然です。でも、そんな意味不明な内容を、簡単にファッション情報サイトに乗せる編集者側も編集者側です。

 

結局、ドライクリーニングの意味合いも何にも分かっていなく、詐欺まがいの品物情報を拡散していく。

 

こういうのを目にする度になんとなく悲しくなります。

 

 

 

だから我々は洗濯のプロとしてもっと正しいことを伝えていかないといけません。正しいことをお客様には知って頂いて、正しい服のメンテナンスをして頂きたいと願います。

 







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米井敏進(YONEI TOSHIYUKI)

米井敏進(YONEI TOSHIYUKI)

株式会社キレイニ・ヨネイクリーニング・レザー&リペアAPRON代表&職人。1976年生まれ。 クリーニング師(国家資格)・TES(繊維製品品質管理士)・CA(クリーニングアドバイザー)の資格を持つ。しみぬき流派「不入流」師範。レザークリーニングやカラーリング(色修復)の技術を持つ。 クリーニングの枠に拘らないスタイルで、ファッションケアを様々な技法で表現。異業種団体「CONNECT」に所属し姫路で2度ファションイベントの企画運営に加わる。 趣味はランニング(篠山ABCマラソン2度の完走・村岡ダブルフル44kmの部完走)・フットサル(10年で引退)。HP作成も自ら行うなどクリエーター気。 お客様のため、毎日『キレイ』を探求し続ける2児の父親である。 【クリーニングアドバイス受付】 月・水・木・土 ※時間によって不在の場合あり。お問い合わせ下さい。
米井敏進(YONEI TOSHIYUKI)

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