ルイヴィトン バケットPM モノグラムキャンバスバッグ内側生地のべとつき劣化→生地交換(張替え)

どうも。姫路市のクリーニング店「ヨネイクリーニング」の米井です。

今回の事例は、Louis VuittonバケットPMモノグラムキャンバスバッグの内側のべとつき直しです。

FACEBOOK等で事例を見て下さったお客様からのご相談でした。ここなら何とかしてくれるということでご相談頂きました。ありがとうございます。

ヴィトンの内側には、ポリウレタン樹脂を使った合成皮革、つまり本革ではないものが使われていることが多く、湿気や経年よる劣化が起こります。

 

PU(ポリウレタン樹脂)レザーの特徴

PUとは、「Polyurethane (ポリウレタン)」の略です。
柔らかくしなやかで、肌の様な風合いがあり、より本革(天然皮革)に近い質感があります。疑似本革としては、最高級にあたります。弾力性、柔軟性が高く、やわらかいカーブがポイントのソファ等に適しています。
PVCレザーに比べると通気性があり、撥水性も高いのでメンテナンスが非常に簡単です。(PUレザーのお手入れの基本は乾拭きです。)
PVCレザーよりは経年劣化はしにくいですが、本革に比べると耐久性は劣ります。
湿度の高い場所での使用は、水分との化学反応を起こし、表面がボロボロになる(加水分解)可能性があります。

参照サイト:http://www.flannelsofa.com/contents/page.php?id=161

 

上に書かれているように、合成皮革は湿度による加水分解が起こりやすいのです。

ヨーロッパの気候は、湿度も低くカラッとした気候ですので、あまりそのようなことが起こりにくいのですが、日本には四季があり、「多湿になる」の梅雨という時期がございます。

梅雨もしくは湿度の高い状態ですと、かえって箱に丁寧に入れられて大切にされていたバッグが、実は非常に悪い環境で保管されていることもあるんですね。

やはりバッグ等も、しまったままにせず定期的に使うことも必要かと思います。

 

前置きが長くなってしまいましたが…

BEFORE

AFTER

2度とべたつきが起こらないように、日本の環境にも耐えれる綿のキャンパス地を使用した張替え

小さなポーチも同様に張替え。

手が仕事柄カサカサになっててすみません(汗。

ヴィトンだけでなく、グッチなども同様のケースが多いです。

張り替えたからといって梅雨の時期が大丈夫って訳ではなく、梅雨には「カビ」という悪者が潜んでいますのでその対策のためにも定期的に使うのがええかもしれません。

 

とにかく何かございましたらお気軽にご相談ください。









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米井敏進(YONEI TOSHIYUKI)

米井敏進(YONEI TOSHIYUKI)

株式会社キレイニ・ヨネイクリーニング・レザー&リペアAPRON代表&職人。1976年生まれ。 クリーニング師(国家資格)・TES(繊維製品品質管理士)・CA(クリーニングアドバイザー)の資格を持つ。しみぬき流派「不入流」師範。レザークリーニングやカラーリング(色修復)の技術を持つ。 クリーニングの枠に拘らないスタイルで、ファッションケアを様々な技法で表現。異業種団体「CONNECT」に所属し姫路で2度ファションイベントの企画運営に加わる。 趣味はランニング(篠山ABCマラソン2度の完走・村岡ダブルフル44kmの部完走)・フットサル(10年で引退)。HP作成も自ら行うなどクリエーター気。 お客様のため、毎日『キレイ』を探求し続ける2児の父親である。 【クリーニングアドバイス受付】 月・水・木・土 ※時間によって不在の場合あり。お問い合わせ下さい。